一石三鳥のすぐれもの!! タイム・ロンギカウリス
タイム・ロンギカウリス
シソ科 イブキジャコウソウ属

2018.4.11 今が満開! タイム・ロンギカウリス。クリーピングタイムと呼ばれることも。
タイムと言えば、代表的なハーブの一つ。
350種を超える種類があります。
タイムには、立ち上がるように生える「立ち性」のものと、地面を這うように広がる「ほふく性」のものとがあます。
お料理によく使われるものは、立ち性の「コモンタイム」と呼ばれる品種です。
ほふく性のクリーピングタイムやタイム・ロンギカウリスは、グランドカバーとして重宝されており、我が家でも、駐車スペースに植えています。

2018.4.16 コンクリートの合間の、土の部分に広がっています。
クリーピングタイムという名は、「creep(這う)」からきており、「ほふく性のタイム」という意味ですが、通常は別名「ワイルドタイム」と呼ばれる品種のことを指します。(時に、ほふく性のタイムをひっくるめて「クリーピングタイム」と呼んでいる場合もあるようです。)
ロンギカウリスは、「茎の長いタイム」という意味です。
ほふく性で、乾燥に強く、ほおっておいても元気に広がってくれます。
クリーピングタイム(ワイルドタイム)と似ていますが、より花付きがよく、花自体もより華やかで、さらには葉がより小さいため、花がいっそう目立ちます。

2018.4.16 横顔。茎の先端だけでなく、先端に近い葉腋からも、花が咲いています。
1つ1つ、1本1本の花は小さいのですが、たくさんの花が咲き揃ったところは圧巻です。
グランドカバーでありながら、花としても見ごたえのある、「1粒で2度おいしい」、一石二鳥な花なのです。
タイムは草のように見えますが、立ち性・ほふく性にかかわらず、茎が木化する木本です。
グランドカバーをきれいに保つためには、こまめな切り戻しが必要で、特に花が終わったタイミングと冬になる前にしておくといいそうです。

2018.4.16 排気ガスがかかるから?枯れてしまった部分。細いけれど、確かに木質化しているのがわかります。
しまった。
今までまったく切り戻しをしていませんでした!!
花や葉が茂っている時期はいいのですが、葉が落ちる冬には、なんだかあんまりきれいじゃないなと思っていました

グランドカバーにしては、背も高くなってるし・・・。
今年からはちゃんと切り戻そうと決意


あ、切り戻しで落とした枝は、もちろんハーブとして、お料理にも使えるそうですよ

煮込み料理やハーブティー、うがい薬に使えるそうです。
特にブーケガルニ(煮込の際に使う、風味付け用のハーブ数種を束ねたもの。)には欠かせないハーブだとのこと。
一石二鳥どころか、一石三鳥です!!

ところで、意外にもタイムはシソ科でした。
花も、葉も、私の中のシソ科のイメージとはかけ離れていたので、びっくりです。
草じゃなく木だからかな?

2018.4.13 タイムの花。典型的なシソ科の花(唇形花)ではないですよね。 きれいな「くるりん」がかわいい


2018.4.11 さすがは木本。葉がしっかりしています。 この葉や茎を、ハーブとして利用します。
前回、「ホトケノザ」のページで、「シソ科の特徴は四角い茎」と書いた手前、「四角くなかったらどうしよう~


ジャーン!!

2018.4.15
やった!
ちゃあんと、四角でした!! ほっ。

ただいま満開。
次から次へと花芽が育つので、1か月弱は咲き続けてくれます。
しばらくは、緑のカーペットならぬ、ピンクのカーペットが、目を楽しませてくれそうです



2018.4.11
スポンサーサイト
Category - シソ科