最後はうどん粉病に! ヒメオドリコソウ
ヒメオドリコソウ
シソ科 オドリコソウ属 越年草
ヨーロッパ原産の帰化植物

2018.4.5 ヒメオドリコソウとヤエムグラ、アメリカフウロ、スギナ。
春らしい、パステルカラーの世界です。
明治時代に日本に入ってきた植物ですが、現在では日本全土に分布しています。
名前は知らなくても、「あ、見たことある!」と思われる方は多いのでは?

2018.4.5 下部では、葉と葉の間の茎がこんなに長いんです。
下部の葉は丸っぽく、柄が長いのに対し、上部の葉は三角に近く、柄が短く、茎の間隔を開けずに密につきます。

2018.3.18 花も、葉も、茎も。結構毛深いです。
重なり合う葉は、洋服のようです。
最上部は紫色になることが多いです(たまに緑のままのものもありますが)。
上部、下部にかかわらず、葉は対生しています。
この、上部の葉の付き方がヒメオドリコソウの特徴です。
ヒメオドリコソウと名が付いたのは、在来種のオドリコソウにくらべ背が半分くらいに小さいことに由来しますが、オドリコソウの葉はこんなふうには重ならないので、見た目の印象はずいぶん異なります。

2018.3.26
シソ科独特の唇形花です。
花は上部の葉腋に複数付き、上から見ると放射状になっています。

3018.3.26
上唇には毛が生えて、下唇はハート型に2列・・・あれ、どこかで聞いたような?
そう、ホトケノザと似ているんです。

比べてみました。
ホトケノザの方が首が長いですが、花の形はとてもよく似ています。

茎が四角形なのも、シソ科の特徴でしたね


2018.3.18 群れになって咲いたところは、マントを着た人間みたい??

2018.3.31 こちらは色が明るめ。形も少しまるまっています。なぜだろう??
越年草で、寒いころから咲いていました。
今も咲いています。
花期の長い花です。
なぜなのかはわかりませんが、花期の終わりには、ほとんどの株がうどん粉病になってしまいます。
どこのヒメオドリコソウも、粉をふいたように白っぽく・・・。
強いんだか、弱いんだか。
でも、しっかり種は落としています


2018.4.22
Category - シソ科