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花と歩く

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ナガエコミカンソウ

Category - コミカンソウ科

コミカンソウ界の異端児 ナガエコミカンソウ   

ナガエコミカンソウ  
コミカンソウ科コミカンソウ属 熱帯では低木となるが、本州では越冬できず1年草扱い。


コミカンソウを見つけた場所では、同時に「ナガエコミカンソウ」も見つけることができました。

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2017.10.9

ナガエコミカンソウは、「長柄小蜜柑草」のことで、コミカンソウよりも花柄が長いことから名づけられました。
実が、サクランボのように長い柄にくっついています。
この実は、コミカンソウより小ぶりです。

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2017.10.9 

コミカンソウと異なるのは、花の付き方(=実の付き方)。
コミカンソウが、枝の先端に雄花、根元の方に雌花が付くのに対し、ナガエコミカンソウは、同じ葉腋から雄花が下向きに、雌花が上向きにつきます。
雌花の花柄は、雄花よりも長いです。
よって、ナガエコミカンソウの実は、葉の上に、サクランボのように長い柄でつき、これがこの植物の最大の特徴となっています。
ナガエコミカンソウ以外のコミカンソウ科の草(木は除く)は、すべて実が葉の下に、短い花柄でつきますので。

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2017.10.9

全体の形は、コミカンソウと共通で、直立した茎から横に枝が出て、枝の両側にたくさんの葉が互生して並びます。
コミカンソウよりも比較的大型です。
コミカンソウと同様、夜には葉を閉じます(就眠運動といいます)が、実があるのとは反対側に、下向きに閉じます。
(コミカンソウは葉の下に実があるので、葉は上向きに閉じます。)

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2017.10.9

実は、熟してもコミカンソウのように赤くはならず、黄色っぽくなるだけですが、丸みのある葉の上に楽し気に並ぶ実たちは、緑のままでも十分かわいいと思いませんか?

かわいい、とはいえ。
ナガエコミカンソウは1987年に神奈川県で、初めて野外で生えているのが確認された、新しい帰化植物なのだそうです。
以来沖縄県や、関東地方以南の都市部を中心に、急速に広がっているとのこと。
もともとは熱帯の植物(低木)だったので、暖かいところを好んでいるのでしょうね。
その急激な広がりぶりは、ちょっと怖い気もします。

今回見つかった「寺家ふるさと村」でも、コミカンソウよりもナガエコミカンソウの方が、いろいろな場所で、数多く見つかりました。
いただいたコメントにも、「コミカンソウを最近見かけない」との声があったりして。
在来種のコミカンソウ、このまま取って変わられてしまうのかな??
コミカンソウの運命やいかに 
がんばれ、在来種!

(いや、ナガエコミカンソウに恨みはないけれども!






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Category - コミカンソウ科

4 Comments

ぱふぱふ(pafu)  

自然がたくさん残ってるんですね・・うらやましい~
こういう何気ない草もぜひ残しておきたいですね
何でもかんでも徹底的に駆除してしまうことで・・
本来の植物の環境が変わってしまうこと多いから・・。

2017/10/22 (Sun) 10:37 | REPLY |   

花歩  

ぱふぱふ 様

寺家ふるさと村は、夏にはホタルも見ることができる、「THE 日本の原風景」という感じの地域なんです。
心なしか、生えている雑草も、「元気いっぱい!」に見えます。
当たり前のように、いろいろな雑草が生えているところで、暮らしていきたいです!

2017/10/22 (Sun) 14:21 | EDIT | REPLY |   

平家蟹  

これを始めてみたのは家の近所、舗装の割れ目に生えていておやこんな場所にと思いました。
コミカンソウよりは背が高く初めてでもすぐ分かりました。
その後近所のあちこちで見かけますがどこも他の野草があまり生えないような場所でした。
人間が関わるような場所ばかり、まだ野山では見かけませんね。
他の野草との競争力は意外と弱いのかも・・・だったらいいんですけどね。
セイヨウタンポポも競争力が強いのではなく人間社会に適合しているので増えているという話ですからね。

2017/10/22 (Sun) 19:00 | EDIT | REPLY |   

花歩  

平家蟹 様

コメントありがとうございます。お返事遅くなりました。
そうですね。
広がっているのが、「都市部を中心に」というのも、「人間がかかわる場所」というのに合致していますしね。
おっしゃるように、他の野草との競争力は弱いのかもしれませんね。

セイヨウタンポポには恨みはありませんが、カントウタンポポを見ると強く応援したくなります!

2017/10/24 (Tue) 08:37 | EDIT | REPLY |   

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